国民年金は未納期間があると受給金額が減ります。
当然ですね。
ただでさえ安い年金が減る前に、きちんと納めているか確認すべきです。
あなたは、いくつまで生きる予定ですか?
この表は厚生労働省が出している生命表と呼ばれるもの。
各年齢でどれくらいの人が生きているかの表です。
少しわかりにくかもしれませんが
簡単に言うと、
95歳の時点で4人に1人は生きています。
400人いたら100人。
4万人いたら1万人。
400万人いたら100万人は95歳でも存命です。
今は65歳まで定年延長になっていますが
実情は、60歳で定年。61歳からはガクっと給料が下がって1年契約。
余裕のある給料がもらえるのは60歳まで。
一部の大企業を除けばだいたいそんなもんです。
60歳から95歳までの35年間あなたはどうやって生きますか?
年金だけでなんとかなる?
そうだったらいいですね。
今から老後貧乏にならないようにしっかり貯蓄しましょう。
なぜなら
年金は将来実質2割減になるからです。
いろいろ要因はあるのですが
大きい要因はインフレです。
20年前と比べて物価って上がっていますか?
上がっていますよね?
物価の上がり具合にあわせて年金も上げていく
予定だったのですが
財源がないので、上がり幅を少し抑える政策をとっています。
なので
10年のスパンで考えれば、物価の上がり具合に
年金の上がり具合が追いつかなくなる。っていうことになります。
だから
60歳の時点で貯蓄がどれくらいあるかが
悲惨な老後貧乏にならずに生きていく上で必要になるのです。
サラリーマンの場合
65歳からの貯蓄取り崩し額(赤字補填分)が年約70万円なので、90歳までの25年間でざっくりと1750万円。このほかに、住まいの修繕費用、クルマの買い換え費用、病気になったときの備えなどといった数年に1回の「特別支出」を1000万円見積もると、65歳時点で2750万円の老後資金が必要となる。
2750万という資産です。
しかし、インフレを考慮すると
将来の公的年金の減額による収入減の可能性を踏まえ、年間収支のマイナスを年100万円と見積もると25年分で2500万円、特別支出を1000万円見るなら、合計3500万円の老後資金が必要となる。
ここまで読んで、みなさんは「3500万円」の数字をどう受け止めただろうか。
65歳までに3500万の貯蓄が必要です。
そして、この試算で気が付かない点。
実はこの試算は待ち家の人の試算なんです。
賃貸の人は、家賃が必要です。
仮に月8万として
8万×12ヶ月=96万円
96万円×(95歳ー65歳)=2880万円
持ち家の無い人は65歳までに6380万円の貯蓄が必要です。
今、35歳以上の人は、あと30年で6380万の貯蓄が必要になります。
ただ、この金額は最低限の生活のために必要なお金です。
1年で220万の貯蓄です。
しかし、定年の延長。上が辞めないから、下の給料も上がらない。
平均給料400万でその半分の貯蓄は物理的に不可能です。
ですから、抜本的な改革が必要になってくるのです。