これまでは、最低支給額は25年間支払えば受給資格を得られました。
逆な言い方をすると、25年未満の人は年金を受給できない。
という人がいることになります。
これを是正するかたちで、
消費税が10%にアップするタイミングで最低10年の加入
で年金を受給できる資格が得られるようになります。
さて、最低支給額についてですが、これは受給対象者の年齢によって変わってきます。
そのため、いちがいにいくらです。
と提示しずらい状況ですので、平均受給額でご説明します。
国民年金の平成27年度、
月額の国民年金保険料は、15,590円です。
これを40年間払い続けないとなりません。
では、40年間払い続けたとして受給年齢に鳴った時、いくら支払われると思いますか?
毎月15,590円を12ヶ月。187,080円が年間。
×40年とすると、総額は7,483,200円。まぁ、だいたい750万くらい。
平均受給金額は日本年金機構によれば、40年間、特に減免措置もなく、国民年金保険料を支払い続けたとしても、
満額で月額65,075円
(平成27年4月分からの年金額)しか支給されません。
国民年金は自営業者や非正規雇用の人が多く入るので、景気の波をもろにかぶり、40年間払い続ける事ができない人が多くいます。
40年間、満額払えない人がいるので、平成25年度の国民年金平均受給月額は54,544円でした。
ちなみに、厚生年金の平均月額は、145,596円である(厚生労働省「平成25年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)
労働者の老後は大変なことになる。
あなたは、そう思いませんか?
54,000円で1ヶ月過ごすことは無理でしょう。
なぜなら
首都圏の生活保護基準は、単身の場合、住宅扶助費が53,000円程度、生活扶助費が80,000円程度です。
この基準は、「最低生活費」と呼ばれ、合計130,000円程度なければ、
1か月暮らせないと政府は試算している事実。
生活保護。しかも単身者で
住宅扶助費 53,000円!
生活扶助費 80,000円!
この金額、年金額じゃないですよ。
生活保護の最低生活費として
政府が試算している金額です。
この金額よりも
79,000円も安い
安っ!国民年金!!
生活保護基準の方が国民年金より高いことは有名。
でも、これだって、生きていく必要最低限ですよ。
厚生年金の平均がこれくらい。
生活保護は医療費、無料です。
年金受給者は3割負担です。
年金受給者が大きな病気でもしたら一発アウト。
貧困老人へ一直線ですね。
もともと、自営業者が入る年金ということで、年金制度が始まった頃は60歳になっても、自営なら働いて本業の収入もあるし
+アルファくらいの金額で。という設計だったようですが。
しかし、現在は65歳受給になり、今後70歳が受給開始になるとい想像すると
職種によりますが、肉体労働だと70歳まで働いて、受給しても、国民年金は安いからもうしばらく
75歳くらいまで働き続けるのは、無理ですよね。
このことから見ても、政府が年金で生活できると思っていないことになりませんか?
では、
国民年金の加入者は将来どうすればいい?
自己防衛しかありませんから
国民年金基金に加入する。
どうですか?
毎月の国民年金も払えないのに無理だろう。って思っている方は
これは、これからの選択によるのでいろいろですが
・もう、払わない。借家に住んで将来は生活保護を受ける!
・会社員になって厚生年金に入る
・起業して、一生お金に困らない金額を手に入れる
これじゃあ、アクセク働かないで
生活保護貰えばいいじゃん!!
国民全部がそう思ったらギリシャみたくなってしまうかもしれません。
そうならないように、
速いうちに準備しておくのがいいようですね。