新幹線放火男の年金額24万円は安いのか?
年金が安い。2ヶ月分の年金が24万円=1ヶ月12万円しかないから生活できない。
という理由で、林崎春生容疑者(71)が新幹線の車内でガソリンをかぶって
自ら火をつけ自殺した。
ニュースによると35年間年金保険料を支払っていたとのこと。
月12万の保険料は現在の平均受給額とくらべても多い!?
林崎春生容疑者はどういった年金に入っていたのだろうか?
スポニチニュースを引用
林崎容疑者は解体工事業の従業員だった。その後、幼稚園の送迎バスの運転手になったが、そこも辞めて1年ほど前までは清掃会社で空き缶収拾をしていたという。
職を転々としていたらしい、おそらく厚生年金に入っていた時期は短く、
ほとんどが国民年金だったと推測される。
しかし、月12万というのは、現在の国民年金平均受給月額の
倍以上の金額である。
ちなみに、
平成25年度の国民年金平均受給月額は54,544円。
厚生年金は月額、145,596円である。
国民年金支払い期間が多く、厚生年金支払い期間が短いと推測される
林崎容疑者の月12万という年金は決して安くはない。
もっと少ない年金で生活している高齢者の方はずっと多いのだ。
下の表を見て欲しい
ダイヤモンドZAI> 驚愕!今30代の年金月額は15万円程度、ウソだらけの年金の本当の受け取り額は?から引用
今現在、現役で働いている会社員、会社員なので厚生年金に加入している。
現在35歳で月収30万の会社員が65歳で貰える年金月額がなんと
9万5307円!
国民年金加入だけだったと思われる林崎容疑者と
厚生年金に加入して、
保険料をせっせっと払い続ける会社員が将来貰える保険料の方が
単純に計算しても2万5000円安いことになるのだ。
いかに、林崎容疑者が我ままを言ったかが分かると思う。
パチンコをしていたという報道もある。
若い世代から見れば、贅沢でわがままなじーさんと思えてしまう。
林崎容疑者は氷山の一角?
日本年金機構が2009年度に発表した内容によると、
国民年金の未納率が40%を超え、1人あたりの年金受給額も1999年度をピークに
減少して続けている。との事。
今の60代、70台はしっかり年金を払ってきた世代です。
問題は、今働いてる現役世代。
特に40歳代以下の人達が老後を迎えたときではないでしょうか?
昔とちがって、今は働き方が多様化し、
正社員の他に、契約社員や派遣、そういって働く人が増えています。
正社員と違って、年金は国民年金だけの人や、払っていない人もいる。
年功序列はなくなり、給料は増えない。下手すりゃ減給。
この若い世代が、いざ年金受給となった時に、最低限の生活もままならない
ことになる人が今よりもっと多くでてくるのでしょう。
結論として
これからますます年金受給者で貧困。という人達が増えてくるであろう。
現役世代もしっかり老後に備えなくてはならない。
しかし、かといって老後の事を考えて、今を生活するのは夢がなさ過ぎる。
そこで、今を充実させながら、老後も愉快に過ごせるように
年金とどうつきあったらいいか、これからもブログで情報提供していきたいと思います。